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~海外留学・海外旅行を志す人への道しるべ~

【保存版】イギリス留学 ビザ申請完全ガイド(必要書類や持ち物など)

みなさんおはこんばんちわ、今回ですが私が昨日行ったイギリス留学へのビザ申請についての情報をお届け致します!ビザの情報って毎年変わるし、種類もいろいろあるしでわからないことだらけだと思うので、そんな方に少しでもヒントになれば幸いです!

今回は「学生ビザ」(旧Tier4)に関する記事になります!YMSや労働ビザ(旧Tier2)ではありませんのでご容赦ください!また、今回の私のケースが全ての人に当てはまるというわけではない可能性もありますので、ビザの合否に関わる一切の責任は負えません。あくまでも参考としてお楽しみください!

 

申請方法


イギリスは比較的移民するハードルが高い国と言われています。したがって、ビザの申請もかなり複雑で、かつ年々そのシステムが変わるため、ビザ申請はそれほど簡単ではないというのが一般的です。私はシンガポールに留学するときも学生ビザを申請しましたが、それとは比べ物にならないくらいめんどくさかったです。例えば、申請する際に応える項目が多かったり、費用も掛かったりという感じです。

そのような背景から、多くのビザ代行業者が存在します。申請方法として、もちろん個人で申請することもできますが、時間と手間削減という点から、これらの業者を利用するひとも多いようです。当然ですが、ビザ代行業者を利用すると、ビザそのものの申請料に加えて、代行業者にもお金を払うことになります。相場はおおよそ3万円~といったところでしょうか。万が一のためにお願いするという選択肢に私個人としては賛成です。(経験者は語る笑)

そんな私は、費用をケチって個人で申請しました(笑)3万円って結構高いし、イギリスで就活してまたビザを延長する申請をすると思ったので、ビザの手続きに関して知っておいて損はないかなと思ったからです。そして、イギリスのビザは変更が多々あることでも有名です。実際、去年にはない質問項目があったり、逆に去年は提出が必要だった書類が、今年はいらないなどのことが多々です。

ビザ申請の簡単な流れとしては

①大学から無条件合格を取得し、CAS番号という入学許可書みたいなものをもらう

②オンライン申請(質問に回答、費用支払い、ビザセンター訪問予約)

③ビザセンターへ行く(書類提出、写真撮影、指紋採取)

④受け取り(窓口か郵送)

以下、②以降の流れについて詳しく見ていきます!

オンライン申請

個人で申請する場合ですが、まずはこちらのイギリスのビザ申請サイトへアクセスします。多くの場合、ビザ代行業者はこのオンライン申請のステージを代わりにやってくれるということだと思います。それだけこのオンライン申請には時間と体力が必要ということです。(私もオンライン申請が全て完了するまでなんと4時間かかりました。)

さて、このオンライン申請の段階で非常に多くの質問に答えていくわけですが、聞かれる項目としては

・ビザの種類

・メールアドレスや住所、パスポートなどの個人情報(ご両親の情報も)

・英語能力について

・海外渡航歴(旅行たくさんしてるとマジでこれ大変です。)

・その他の経歴(犯罪歴など)

・イギリスでの住所(私は申請時にまだ寮が決まっていなかったため、その旨を説明。一応大学のスタッフにも相談したら、入国時に滞在先を申告すれば問題ないとのことでした。)

・大学の情報について(CASに載っている番号やスポンサー情報、住所など、コースのレベルは、大学院ならRQF7/SCQF11 を選択)

 

さて、上記の情報の入力が終わると、次は費用の支払いです。

必要な費用は以下2つです。

・IHS(NHSという英国の国民健康保険的なもの):470£/年

・ビザ申請費:348£/年

これら2つで、私の申請当時(2021年6月)のレート(1GBP=155円くらい)だと、12万6千円くらいかなと思っていたのですが、私のコースが9月13日から翌年9月13日までだったため、366日間、つまり2年間ということで、IHSはおそらく2年分取られました。(IHSだけで113,553円取られた。怒)

ちなみに日本で申請する場合は日本円のみでの支払いになるようです。

 

支払いが終わると、次はビザセンター訪問の予約です。予約自体は簡単に終わります。

その後、いろいろなサービスの追加購入をすることができます。その例としては

・プライオリティ(審査が通常2~3週間のところ、1週間で終わる。):1万円くらい

・郵送受け取りサービス:2千円くらい

・書類スキャンサービス:2千円くらい

などなど

 

私は申請中に、書類をアップロードするページが見つからなかったので、焦ってしまい苦し紛れに2千円を書類スキャンサービスに使ってしまいました。(結果いい判断だった。)

全ての手続きが終わると、書類をスキャンできるページは見つかり、直後とてつもない後悔をしました。書類スキャンサービスを購入していない人は必ず全ての提出物を事前にスキャンしましょう。(ビザセンター訪問当日は、1枚までなら無料でできますが、それ以上は2千円払わないとできないようです。)

ただし、このスキャンサービスですが、A4の紙しか受け付けてくれません!!要注意です!!

また、私は東京の新橋にあるビザセンターを予約しましたが、大阪のビザセンターを使う場合には別途お金がかかるようです。

全てのオンライン申請が終わるとたくさんの確認メールが来ます。その中でも、チェックリストと予約確認書だけは最低限A4で印刷しましょう!(超大事!)

必要書類

ネットを調べるといろいろ書いてあり、私自身何が必要であるのかこんがらがりました。提出する書類は特に上限があるわけではなく、臨めば好きなだけいろいろな書類を出して良いようです。(ただし、多すぎだと審査に時間がかかるため、最小限で出してください、というメールがビザセンターから来ました。)

そんなわけで、私も何をどこまで出せば正解かという確固たるものはわかりませんでしたが、以下のものを提出しました。

・現行のパスポート

・過去10年分のパスポート

・CASの書類

・チェックリスト(オンライン申請後にゲットできる)

・予約確認書(メールがくる)

 

ネットを見ていると、語学試験の結果や、財政証明書、寮の確認書などを出している人もいましたが、語学試験の結果については、CASに「大学側がこいつは英語力あるって認めたので、語学証明必要ない」的なことが書いてあったし、財政証明書は日本はイギリス政府によって安全国リストに入っているから提出する必要はないとチェックリストに書いてあったし、寮はまだないし、で確固たる根拠を持ってこれらは何も提出しませんでした!

逆に、過去10年分のパスポートは、チェックリストに「渡航歴を証明するために出したかったら出してもいいよ」と書いてあったので、持っていきました。割と最小限な方なのではないかと思っています。

 

ビザセンター訪問

東京のビザセンターは新橋のイタリア街の中にあります。イタリア街ってあんまり知られてないですが、ここだけ地中海風ヨーロッパな雰囲気で素敵です!(左のビルがビザセンター)


流れとしては、

①4階に到着後、インターフォンを押す
②警備員さんと予約確認(予約確認書を見せる)
③アルコール、検温
④隣にあるカウンターで女性スタッフと書類とサービス確認
(パスポートをコピーしに一時退治)
(再入場)
(後ろの人に抜かされる)
(抜かしてきた人も書類不備があり、また抜きかえす)
⑤身体検査
(再び書類確認)
⑥書類の種類を聞かれ、種類ごとにスキャン時の表紙のようなものを書類に同封してもらう
→CASの場合はスポンサー情報という種類に該当
⑦さらに部屋の奥に入り、別の女性スタッフのいる窓口へ行き、先ほど確認した書類を提出
⑧書類をスキャンしたり、いろいろやってもらう間、待機。(ケータイはいじってもいいが、撮影は禁止。待ち合いスペースの壁にイギリスの絵があったのでそれを眺めて待つ。)
⑨再び窓口に呼ばれ、パスポートとチェックリストの一枚目と、スタッフが持ってたチェックリストと、プラスチックの封筒の入ったケース、そして受け取り時に必要なレシートと案内を受け取る。
⑩別の部屋に異動し、写真撮影と指紋採取
⑪おわり

かなり詳しく流れを書いたつもりです。ビザセンターには全部で4人スタッフがいて、1人は警備員の男性、3人は女性スタッフでした。全員日本人で、日本語で会話しました。女性スタッフの2人は窓口担当で、この2人は、完全に偏見ですが海外にいそうな日本人感がありました。どちらかというと、あまり丁寧というよりはテキパキ仕事をそつなくこなしていくという感じで、こちらが質問しても多くは答えてくれませんでした。残りのひとりの女性は写真撮影と指紋採取の担当の方で、先ほどの2人よりは年上な感じでとても気さくな方でした。
逆にお客の方は、私がいた時間帯は私を入れて3人と、入れ違いで1人が来ました。(その一人は見た目が欧米人の方で通訳の方と一緒に来ていました。)私は12時の予約で15分前に行ったら誰もいず、その3人の中では先頭で動いていきました。

さて、上の流れを見ればわかるかと思いますが、私は一度ビザセンターを出てコピーをしています。これは何があったかというと、2千円払って買ったスキャンサービスに関して誤認識があったことと、パスポートは1つしか受け取ってくれなかったことが原因です。
前述の通り、パスポートは複数出してもいいよということがチェックリストに書いてあったにも拘わらず、ビザセンターの方は1つしか受理してくれませんでした。そして、もしも旧パスポートを提出したいのであれば、該当箇所をコピーするように言われたのです。私は、これをスキャンサービスでできるのかと思っていましたが、そうではないらしく、A4サイズの紙しかスキャンをできないと言われ、一度パスポートをA4用紙にコピーしてから、それをスキャンということでした。(いや二度手間。)ビザセンターの中のコピー機は1枚60円とのことなので、一回退出して、ビルの1階にあるファミマでコピーをすることになりました。両面コピーでOkと言われましたが、正直値段は変わらない。(環境には良いが)
結果的に、大量にコピーした旧パスポートの入国スタンプたち(12枚)はどのみちスキャンサービスを使わないと当日にはアップロードできないので、スキャンサービスを購入という決断は結果オーライということになりました。

現地のスタッフは書類は何が必要かは教えてくれません。好きなだけ書類を提出していい、そんな感じでした。逆に、チェックリストは1枚目だけでいいということで、2~4枚目は返却されました。ちなみに、他の書類(チェックリストの1枚目と予約確認書とパスポート以外)も全てスキャン後、返却されます。

申請自体は、30分くらいで終わったと思います。書類を提出してからはスムーズでした。ちなみに、写真ですが、私の知る限りでは正装でなくていいということでした。私は襟付きのシャツで行きました。ピアスやカラコンは外さないといけないらしいです。

私は窓口受け取りを希望しましたが、なんと受け取り時間に指定があって、平日のAM8~9時ということでした。早すぎだし、新橋なんて満員電車の大御所で、コロナ対策とは?って感じでがっかり。(でも郵送を頼むよりも安いので窓口を選択。)

パスポート受け取り

ビザ審査が終わると、メールが来ます。しかし、審査の結果はパスポートを受け取って中を見るまで分かりません!私は6月21日にビザセンターで申請を完了させ、その10日後の7月1日に審査が完了し、パスポートが受け取り可能になったことを知らせるメールが来ました。

そして、翌日朝8:50ごろに再びビザセンターを訪問。必要書類は申請時にもらったレシートと、本人確認書類(免許所など)またはパスポートのコピーとのことでした。ビザの受け取りは朝8~9時までで、ギリギリで到着でしたし、お客さんも前回に比べて結構いました(家族ずれやお年寄りまで)が、受け取り目的での来館は私のみで、滞在時間は10分もかからなかったと思います。以下、簡単な流れです。

インターフォンを押して入室(「パスポートの受け取りに来ました。」と伝える。)

②警備員の男性と書類確認、本人確認、荷物検査など

③待合いで待機(1分くらい)

④窓口に呼ばれる

⑤書類(レシートと免許証など)を提出

⑥担当の方(女性スタッフ)がビニールの封筒を持ってきてくれる

⑦レシートに署名

⑧おわり!

 

念のため、退出前に一度ちゃんとパスポートにビザがついているかを確認して、日付も正しいか確認しました。(ちゃんとビザが問題なく発行されていて本当にほっとしました!!)ビザ開始の日付けは申請したものよりも若干早まっていました。また、ビザの有効期限はビザ開始の約3か月後の11月になっていました。この有効期限が留学期間をカバーしていなくても問題ありません。なぜなら、今回もらったパスポートに張り付けるシール型のビザは一時的なもので、入国後に指定の郵便局にBRPビザというカード型のビザを取りに行くからです。

また、返却された封筒の中身にはパスポートの他に、A4サイズのレターも入っていて、イギリス入国時とイギリス入国後にBRPビザを受け取りに行く際に必須だそうです。

別に優先サービスを使ったわけではないにも拘わらず、2週間もしないうちにビザを取得することができました。おそらく早い時期に申請し、他の正規留学者が込み合う時期を回避できたためこんなに早かったんだと思います。なにはともあれ、ビザを取得できて一安心&感謝です。ビザ申請は一見複雑でめんどくさいようなイメージでしたが、案外自力でもあっさり取得できました!書類に関してもあれだけの最小限で問題ありませんでした!私事ですが先日、寮の手配も完了しいよいよという気持ちになってきました。今後、またアップデートがあり次第、投稿させていただきます!

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!少しでもイギリスビザ申請の流れをご理解いただければ幸いです!今後もお楽しみに!